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魂の剣打ち明け話〜魂の剣を十倍楽しく読む方法〜


始めに注意
以下の内容は、等サイトにおける、WEB漫画『魂の剣』をより楽しんでもらうためのページです。
ネタバレの内容を含まれる事もありますので、できましたら、WEB漫画『魂の剣』をお読みになった後に
読まれる事をお勧めします。
また、下記の内容を読まれた後、『全然十倍も面白くならなかったよ!!』などのクレームは、一切受け付けておりませんので、
よろしくお願い致します。

  1. 第1話〜吸血剣編〜
  2. 第2話〜邂逅編〜
  3. 第3話〜砂漠慕情編〜
  4. 第4話〜海洋怒涛編〜
  5. 第5話〜哀・農夫編〜
  6. 第6話〜サムソネアの王子編〜 
  7. 第7話〜駭魄の魔導師編〜
  8. 第8話〜落下流水編〜
  9. 第9話〜絶対零度の男編〜
  10. 第10話〜鎮魂歌・a Requiem編〜

第1話〜吸血剣編〜

 1994年、友人の、春日竹識氏と、ありとも氏と共に、同人誌を作ろうと言う話が出た。
 しかし、そこらにありふれている、売れるためだけの同人誌、
(つまり、人気のあるアニメのパロディーで、内容がアダルトの物。)
そう言う物を作ればそこそこ売れるのは、解っているが、あえて、それをやめようと言うことで始めた
同人誌、『夢幻草紙』のを作る事と相成った。
 同人誌の内容のコンセプトは、『夢と希望』。
めちゃめちゃベタである・・・・
あいにく、出来上った作品には、そのコンセプトを思わせる作品は一つも無かった。

 とは言え、そのコンセプトで、出来上ったのが、『魂の剣』である。
『夢と希望』と聞いて、僕が一番最初に思いついたのが、
ミヒャエル・エンデ原作の『モモ』
その中に出てくる、モモの親友で、観光ガイドのジジの言葉、
『モモ、人生で一番恐ろしいのは、叶えられる筈の無い夢が、叶ってしまう事なんだよ・・・・』
ここから、『魂の剣』の発想は生まれました。
1ページ目で、先生らしき人が子供達に、
『大きくなったら、何になりたいのかなぁ』と聞くシーンがあります。
小さな子供は、動物とは、ヒーローなどを上げるのを思い、
そう言う物に本当になってしまったら・・・・と考えて、描きました。
一応、この1ページ目だけに、コンセプトをかろうじて入れた感じです。

 また、第1話の段階では、この1ページ目で、
『剣になりたい!!』と答えた少年を、あえて、ロイド卿か、ソウルか解らなくしてあります。
そのため、キャラクター的に、この二人は、似た所が多くあります。(髪の色等)
ロイド卿も同じ夢を持った一人と言うことで描こうと思ったのですが、
読者の方々には、今一つ伝わらなかったようです。
そのため、第2話で、はっきりとアレはソウルと決め付けました。

第2話〜邂逅編〜

 1995年、同人誌の即売会で、夢幻草紙を立ち読みしてくれた人が、
とても楽しく読んでくれた事に気を良くした僕らは、
夢幻草紙第二章を作る事を決めた。
その中に載ったのが、この第2話。
まさか、連作とになるとは思っていなかったが、どうせ描くなら、
ソウルとミルスが、いかにして出会い、なぜ旅立ったか、
要するに、邂逅編を描こうと思っていた。

 実は、第1話の表紙には、サブタイトルがついていない。
吸血剣編というのは後から付けた物である。
これ以降、〜編と言うタイトルが付くようになった。

 第2話に出てくる、魔術師ヨール。
当時、アメコミの『XーMEN』にハマっていて、
彼女のデザインは、そんな所から生まれた。
個人的には、結構気に入っているキャラである。

 第1話に比べ、第2話は、笑いの要素をいれる余裕が無かった。
書きたい事が先行し、笑いをいれる余裕が無かったのが悔やまれる。
結果、全体的に少し重い話になってしまった。
第6話にもその傾向あり。

第3話〜砂漠慕情編〜

 1996年『夢幻草紙第三章』を作ろうと言う話が出た。
そこで描いたのがこの話。

 当時、僕は、プロになりたいと、雑誌社に持込をしながら、ジリ貧の生活をする毎日であった。
大学も卒業し、物の見事なプー太郎となり、明日の食事もままならない生活をしていた。
しかし、この時期が人生で一番充実していたのは言うまでも無い。
そんな中、たった1週間で描き上げたのが第3話である。

 第3話で最初に決まっていたのは、砂漠が舞台である事、
ソウルの大人の恋物語である事。
この話を書くとき一番最初にイメージしたのが、ラストシーンの、
ソウルとエヴァが月をバックにキスをするシーンである。
これを描きたくて、この話を描いたと言っても過言ではない。

 第1話、第2話と、お粗末ながら、ミルスの恋が少し描いてある。
たまには、ソウルにも恋愛させても良いじゃないか!!と思って始めた。
当初、ソウルの恋は行きずりの大人の甘い恋物語のはずだった。
相手も、もっとお淑やかで、いい女になるはずだった。
しかし、ネームを描いてるうちに行き詰まり、
もっと個性的なキャラのほうが良い!!
と言うことで、エヴァが登場した。

結果、キャラクターの勢いだけで描き上げたのが、この第3話となった。
エヴァも当初、この3話だけの登場のはずだったが、
なかなか、個性が強いため、旅に同行する事となってしまった。

第4話〜海洋怒涛編〜

 1997年消化不良のまま夢を奪われ、社会人になった。
この年、妻に逢い、結婚したのだが、そのため、この話と、第5話は、完成に2年の歳月を費やす事となる。

 当時、既に『夢幻草紙』の面々は、社会人となり、なかなか合う機会も無く、
『夢幻草紙第4章』は不可能と思われた。
そこで、この年の即売会で、それぞれが同人誌を作り、持ち寄ろうという事になり、
第4話と第5話を描き始めた。
結局製本には間に合わなかったが・・・・
その間、結婚出産等があり、しばらくこの原稿はお蔵入りをしていた。
しかし、暇を見て、とにかく描き上げようと思い描き上げたのである。

 この話は、冒険には、海賊が付きモノだ!!
と勝手な解釈の末描いた物である。
実は、この『プリティ・ヒョロリン』は、スーパーファミコンで出ている、
『RPGツクール』で骸骨を主人公にゲームを造ろうと思って考えた物である。
結局ゲームは作らなかったが・・・・
そのため、あのようなデザインと相成った。
WEBで公開した所、何故か、彼はとても人気がある。
僕自身もとても気に入っているのだが。
できれば、もう一度彼の出てくる話を描きたいものである。

この第4話と第5話は、イメージだけで、ネームを切らずに描いた物である。
そのため、あまり伏線などが貼られていないが、結構パターンだけでもいける物である。
日本人は、『寅さん』や『水戸黄門』を始め、
ワンパターンに安心感を見出す物である。

第5話〜哀・農夫編〜

 第4話と時期を同じくして描いたもの。
これも、なんとなくのイメージだけで描き上げてしまった。
そのため、ファーの性格が破綻し、どんどん作者の思惑とは違う方向に話をもっていこうとする。
キャラクターが一人歩きをするのは、よい事だと思い、
そのままの勢いで描いてしまった。

基本的には、この話、間接的ではあるが、全体的なキーワードである、魔術師ジトールが絡んでくる。
魂の剣があるなら、魂の鍬があったって良いじゃないか!!というのが、始まりである。
その『魂の鍬』を出すため、魔術師ジトールの再登場と相成った。

また、ファーの兄、ホウに関しては、
実は、後半の一言以外、一言も喋っていない。
もっとも美味しいセリフだけ喋らせようと意図してやったのだが、
果たして、その意図を何人の人が気づいてくれただろうか?

この話の中に、アドネスとサムソネアの事が少し触れられている。
この段階から、第6話の構想が既にあったのだが、
いつ描けるかは。不明であった。